我が国では、昨今の人口減少や高齢化、ライフスタイルの多様化などにより、これまで以上に住民同士のつながりの希薄化が憂慮されています。
また、このような事情を背景として、近年、住民の抱える課題は多様化・複雑化しており、これまでのような縦割りの支援体制では、複合的な課題を抱えた住民に十分な支援が行き届かない可能性があります。
そこで、高齢者・障がい者・子ども・生活困窮等の制度や分野の枠を超え、人と人、人と社会がつながり助け合う「地域共生社会」を実現するため、令和2年6月に社会福祉法(以下、「法」という。)が改正され、重層的支援体制整備事業(以下、「重層事業」という。)が新たに位置付けられました。
この度、法第106条の5の規定に基づき、重層事業を適切かつ効果的に実施するため、当町における重層事業の提供体制に関する事項を定めた「御船町重層的支援体制整備事業実施計画」を策定しました。
重層事業をよりよく活用して包括的な支援体制の整備を推進していくに当たり、本計画を活用し、地域福祉計画に掲げる基本理念である「みんなで支え合い 健康で安心のある暮らし」の実現を目指します。