〇熱中症事故を防ぐためのポイント
1 暑いとき、無理な運動は事故のもと
気温が高いときほど、または同じ気温でも湿度が高いときほど、熱中症の危険性は高くなります。暑いときに無理な運動をしても効果は
あがりません。環境条件に応じて運動強度を調節し、適宜休憩をとり、適切な水分補強を心掛けましょう。
2 急な暑さに要注意
熱中症事故は、急に熱くなったときに多く発生しています。急に暑くなったら、軽い運動にとどめ、暑さに慣れるまでの数日間は軽い短
時間の運動から徐々に運動強度や運動量を増やしていくようにしましょう。
3 失われる水と塩分を取り戻そう
暑いときには、こまめに水分を補給しましょう。汗からは水分と同時に塩分も失われます。スポーツドリンクなどを利用して、0.1～0.2％
程度の塩分補給をするとよいでしょう。
4 薄着スタイルでさわやかに
皮膚からの熱の出入りには衣服が関係します。暑いときには軽装にし、素材も吸湿性や通気性の良いものにしましょう。屋外で直射日光が
ある場合には帽子を着用しましょう。
5 体調不良は事故のもと
体調が悪いと体温調整能力も低下し、熱中症につながります。疲労、睡眠不足、発熱、風邪、下痢など、体調の悪いときには無理な運動を
しないことです。