御船町の下水道は、公共用水域の水質保全と、町民の生活環境の向上を目的として整備を行っています。
本町の下水道事業は昭和54年(1979年)に下水道法の事業認可を受け、令和3年(2021年)3月末現在で全体区域352.7haのうち284.4haの整備を終了しています。
下水道は、少子高齢化や人口減少時代の到来、節水型社会等への変化の社会経済要因を踏まえつつ、限られた財源の中で効率的な整備が求められています。
今後は公共下水道の改築更新や経営改善等の課題への取組みが必要とされ、町は住民のニーズや特性を踏まえ、地域の自主性を活かしながら創意工夫した取組みを進めていくとともに、適正な経費負担に基づく事業の運営が求められています。
平成26年(2014年)8月に総務省から「公営企業の経営に当たっての留意事項について」の通知が出され、各地方公共団体は事業会計ごとに「経営戦略」を策定するよう要請がなされました。 「経営戦略」は、将来に亘って安定的に事業を継続していくための中長期的な基本計画です。今後の施設・整備更新を見通した投資等と、その財源見通しを試算して、収支を均衡させた「投資・財政計画」に沿って経営基盤の強化と財政マネジメントの向上に取り組むことが要請されています。
これを受け、「御船町下水道事業経営戦略」(2016年-2025年)を平成29年(2017年)3月に策定しました。
このたび、経営戦略における計画期間の中間にあたり、これまでの取り組みにかかる進ちょくを整理するとともに、国等の技術的助言を踏まえ、令和3年(2021年)10月に経営戦略について内容を追記しましたので、追記後の内容を以下のとおり公表します。